2018年5

フレーフレー「月刊いちかわ」
絵は日本画家の村松秀太郎さんからいただいた作品です。村松先生も元気で安心しました。
 空席になっていた市川市長の席は、ようやく4月22日の投開票へ向け、立候補が決まり、選挙戦がスタートされました。
 ますます都市化が進む市川のまちを、これからどんなようにつくっていくのかが問われ、また大きな期待をもって、進めていくことを、この48万人の市民の皆さんと一緒に後押ししていきたいと思っています。
 「人と人をつなぐ」あかるい新しいまちづくりを目指して。
            (吉清)


先日社外品のプリンターインクを買ったら、なんと230円くらいであった。230円!昔は(というかメーカー純正品は)5色セット4,5000円していた覚えがある。メーカー的には、本体は安くして、インクでコストを回収するスタイルなのだろうが、なんとなくこの値段設定のおかけでプリンターが使い捨て品のようなイメージになってしまっていた。おまけにしばらく使わないと、ノズルの清掃で滅茶苦茶インク残量が減る不条理感!これがなくなるだけでも大分良い。ただまぁ、既存のビジネススタイルが崩れる事が終わりの始まりにならなければいいけれど。(太郎)

 

 

2018年4

俳誌「海程・主宰」の金子兜太さんが2月20日に亡くなった。98歳でした。
 市川のまちは俳句をつくる人が趣味を問わず文化人が多いといわれております。
 「俳句の未来」というめずらしい対談をみつけました。手元に金子兜太さんと、詩人の宗左近さんが熱くきりむすんだお二人の対談をご紹介しようと思います。
(俳人)
 ●暗黙や関東平野に火事ひとつ
 ●怒らぬから アオノでしめる
   友の首
 ●小錦の ばったり倒れる
オムライス
 ●風せんもつ子を
   もたぬ子が打つ星月夜
 ●友のいて われ一人なり 
もみじちる
(詩人)
「二人ごころ」
 俳句というのは子規以来
一人ごころー、大衆文芸である
 ●よく眠る 夢の枯野の
   あおむまで
 ●夢の中 ひとびとが去り
   二、三戻る
詩人―
 ●俳句っていうのは
 戦争よむのにむかないんだ
   ―ジョーン ジュネという小説家が
 ●自然は滅びるよ なぜって
  超自然が死んでいるから。
  一つは宇宙をつくった
  創造の力
  もうひとつは人間を裁いた  り、愛を与えたりする人格神
 ●無のゆらぎ それを自分の
  エネルギーとして
俳句―
 ●梅咲いて 庭中に 
青鮫がきている
 ●尾は頭を 未来と思わぬから
   とぐろまき
 ●原爆許すまじ 蟹かつかつと
 ●被爆の人や牛や夏野をただ歩
  く。
(俳句は大衆文芸である。)
 金子兜太さん
どうぞ安らかにお眠りください。
         (吉清)

現在メインで使っている一眼レフカメラは、下のジョイント部分に肩がけのストラップを装着している。これは非常に使いやすく、また堅固に取り付けてあるので安心感もあるのだが、問題もある。全然取れない為に三脚を使えないのである。普段はあまり気にならないが、光量がちょっと微妙な物をとりにいく時に、「ああ、三脚がつかないんだった」とげんなりする次第である。もう一台もあるにはあるが、もはや仕事で使える解像度ではなく、仕方がないので現地で適当に固定できるものを探して撮っている。大体、今持っている三脚だってスチール製でクソ重いのだ。持っていったらいったでゲンナリする事は受け合いだと思う。もっとも簡単な解決方法はカメラとカーボンの三脚を買うことなのだろうが、ちゃんと使えるものは結構値段がはる。それはそれで結構な事だとは思うが
(太郎)

2018年3

1993年3月26日、東北のバッハホールでみた「中新田縄文太鼓」の演奏は忘れられない。
 あれは、作詞・総監督・宗左近、作曲・三善晃、指揮・田中信昭。オペラであり、合唱であり踊り、ミュージカルともいえる。縄文人たちのお祭を再現してみたい。

 「かすかで静かであるだけにつよい、その言葉をもち、あふれ返っているものが中新田縄文太鼓」。
 皆さんと僕らの先祖は大昔から生きて、死んで、その人々はみんな夢、海をめざし、愛、ふるさとに帰る。
 その夢はおおむね 果たされない、愛はみたされない。それが結晶して、祈りとなる。
 その果たされない、実らない愛がかわって、生まれたものが祈りの炎であります。
 その炎が音をたて、ふきだしている。その音楽が中新田縄文太鼓だと思います。
 夢 海をめざし 愛 ふるさとに帰る 鮎の凛冽 川よ 語れ
 死んでも生きる 愛となる日まで。
 とどろけ 中新田縄文太鼓
 太鼓はたたかれるが、たたかれるだけではなく、踊る。
 踊りがでてきます。
 踊りは踊られるだけではない。
 ―初演はじまる。
 あたりを鎮めるように横笛ピィー ピィー。
 速いテンポで太鼓の音が追いつづく。ダンダダーン、ダン。
 太鼓のリズムに合わせるように。
 縄文 雷 縄文 稲妻
 ああ 世界
 引き裂かれないなら 愛ではない
 縄文 火の雲 縄文 雲の火
 ああ 世界
 滾らないなら 愛ではない
 縄文 朝焼け 縄文 夕焼け
 ああ 地球
 煌めかないなら 生命はない―
 ピーイ ピーピーイ
 太鼓 たたけ、未来たたけ
 縄文おどれ 星たちおどれ
 未来おどれ おどれ縄文。
 東北・中新田で「まちづくり」をみた。        (吉清)

 

2月は日数が少ない。なので、通常時でも締め切りが早く後半はいつも大混乱なのであるが、今月は更に他の仕事の期限と重なってヒエロニムス・ボスの快楽の園みたいになりながらの2月だった。こういう場合に真っ先にワリを食うのが写真を撮りに行く時間で、表紙やら会員店さんのガイドにあるページやらの写真を撮りにいかなければいけないと思いつつ、どうにか仕事を進めていた。基本的にやる事は変わらない筈ではあるが、未入稿の項目が大量にストックしていると確実に効率は落ちる。精神的なプレッシャーどんどん来いという、魔界転生(山風)の柳生十兵衛タイプでは全然ないので仕方がない事ではあるが「それはそれ、これはこれ」という島本和彦的切り分けはしなければいけないと思って日々を過ごしている。やる事が増えるとPCがどんどん重くなるんですよね。
(太郎)

 

2018年2

●新しい年が始まりました。市川の街は春の装いにかわりつつ駒形大神社のニラメッコお奉謝、節分、葛飾八幡宮の初卯祭、恒例の日蓮宗荒行成満会、白幡天神社の湯花神事を迎えます。わが「月刊いちかわ」の年齢は49歳、熟年といったところです。昨年は、事件、事故、気象でもいろんなことが起りました。
 どうか新しい年は、読者の皆さんとともに、平和な年をスタートしたいと願うばかりです。
●さて、ところ変わって世界中が、様々な分断に満ちていることは、私たちもしっかりと心しなければならないとおもいます。
 アメリカの自国第一主義ドナルド・トランプ大統領が打ち出した今後の政策については経済を拡大し、武器、輸出をひろげ領土をひろげる難民、移民問題におよぶ。
 こうして平和な秩序は世界の分断にも及びかねない世情を呈しています。どうかムリ、ムダ、ムラの及ばない世界の今を。
 どうぞ、よろしくお願いを申し上げます。
(吉清)

今回取材をさせていただいた、スーパーマーケットのエコ・ピア(旧名・石原食品デパート)さん。前を通る事はよくあったのだが、今回の取材を通して初めてその歴史を深く知る機会を頂いた。実は外見はモダンな感じのために所見では最近流行の自然食品を売りにした割に新しい店舗なのかな、と思っていた。だが大間違いで開店は1960年。戦後大正時代から青果店を続けていた先々代が市川へと移り住み、石原食品デパートを開業したとの事。現在の店舗も、一部その時のお店の面影が残っているという、非常に面白い話を聞かせて頂いた。普通に生きていれば、町にある商店の歴史を聞かせていただく事など稀。特に最近は店舗の入れ替わりも激しく、私が住んでいる辺りでは飲食店が三ヶ月くらいのスパンで開店しては閉店するような立地もある。なんとはなく儚いもので、ただそこにあるというだけの存在として記憶する事が多くなった。なのでこういう歴史ある、そして今も繁盛している店舗はなにか安心する。(太郎)